なぜ保育士に目標が必要なの?目標を立てる理由からみた目標設定のポイント4つ

上司と面談する保育士

保育士さんが入職してしばらくすると、必ずと言っていいほど立てなくてはいけない「目標」。正直言って「どんな目標を立てたらいいかわからない」「面倒くさい」「いつも適当」という声があるのも事実です。ここでは、園側が保育士さんに目標設定をさせる理由から逆算しながら、適切な目標を立てるためのポイントを4つに絞ってご紹介します。目標を立てるのに困ったら、ぜひ参考にしてみてください。

保育士に目標を立てさせる理由

目標設定イメージ

保育士が目標を立てなくてはいけないのは、保育園の経営者・管理職が目標を立てるように指導するからでしょう。では、なぜ経営陣は保育士に目標設定をさせるのでしょうか。実は、保育士に限らず、経営陣が所属社員に目標を設定する場合、以下2つの理由があるといわれています。

・組織の目標を達成する
・成果を職員の処遇に反映する

組織の目標を達成する

一つ目の理由は、組織(=保育園)の目標を達成するためです。例として、保育園が「保護者が子どもを安心して預けられる」ことを目標とする場合を考えてみます。「保護者が子どもを安心して預けられる」ためには全員の協力が必要ですが、それぞれの役職や担当によって、どうやって安全管理に貢献するかは違います。

1年目の保育士さんだったら、保育園での「健康」「安全」を理解し、先輩の指導の下で緊急時対応を行うことが求められます。一方、主任保育士であれば、園全体で安全対策の仕組みを作り、日々運用ができる人員体制を整えることが求められます。

このように、保育園全体の目標を達成するためには、保育園の目標をブレイクダウンして各人に設定する必要があるのです。

成果を職員の処遇に反映する

経営陣は、目標をクリアして保育園の目標に保育士さんがどう貢献したかを確認し、人事評価に生かすことができます。貢献度が高い保育士さんに対して、ボーナス査定をアップしたり、場合によっては待遇面・役職面を向上させることができるでしょう。貢献度が高い保育士さんの待遇を改善し、人材の流出を防ぐことができます。

保育士が目標を立てるメリット

つぎに、目標を立てることによる保育士側のメリットを見ていきます。

・スキルアップにつながる
・待遇・ポジションの向上につながる
・モチベーションアップにつながる
・社会人として成長できる

スキルアップにつながる

日々忙しい保育士さんだからこそ、目標を意識しないとつい流されてしまうもの。目標を意識して実務に当たることで、自身の得意な点を伸ばしたり、足りない点を克服したりすることができます。

待遇・ポジションの向上につながる

設定した目標をクリアできれば、園からの評価アップにつながり、ひいてはボーナスや手当金のアップにつながります。評価の高い人材を流出させることは、保育園にとってデメリットになるからです。

モチベーションアップにつながる

目標を達成すれば、周囲からの評価が上がります。評価が上がれば、待遇やキャリアアップを期待できるかもしれません。そうでなくても、今までやってみたかったのにできなかった担当業務を任せてもらえるかもしれません。このようなリターンは、日々の実務の励みにすることができるでしょう。

社会人として成長できる

目標設定が必要なのは、保育士さんだけではありません。一般企業の会社員も、営業、経理、一般事務などそれぞれの立場で目標を設定しています。もし、いつか別の仕事に転職することがあっても、目標を設定し、それに向かって努力することは社会人に必須のスキルです。

やってみよう!保育士の目標設定ポイント4つ

ステップアップのイメージ

・園の目標と連動させる
・年次・立場と目標の難易度を一致させる
・達成期限を定める
・自分が納得できる目標にする

目標は、高すぎても低すぎても自分のためにならないもの。ここでは、保育士さんが実際に目標を立てる時のポイントを4つ説明します。

園の目標と連動させる

自分の目標は、園の目標や方針に沿ってブレイクダウンしたものにする必要があります。たとえば、園が「のびのびと主体性を重視した遊びを行う」方向性なのに、自分の目標が「カリキュラムに沿った幼児教育を行う」方向の目標では、目標を達成しても評価されないことになります。

年次・立場と目標の難易度を一致させる

例えば、同じ「食育」というテーマでも、経験年数や役職によって担当する業務は違います。自分のポジションにあった目標設定を心がけましょう。目標が高すぎれば達成できず、低すぎれば達成しても評価されません。万が一目標が低いのに達成できなければ、評価が下がってしまうかもしれません。

達成期限を定める

目標には、かならず期限を設定します。達成に長期間かかる目標であれば、四半期、半期単位でどこまで進捗すればOKか、事前に目安を立てておきましょう。目標を振り返るときの目安になります。

自分が納得できる目標にする

最終的に目標に沿って行動するのは自分。達成できても、できなくても、納得感を持てる目標を設定しましょう。

立てっぱなしNG!目標設定後に行うこと

・目標達成基準を決める
・上長の理解を得る
・必要に応じて見直しを行う

目標達成基準を決める

目標を設定したら、具体的に「何ができたら」「どうなったら」「どんな数字が出たら」達成したとみなすのか定めましょう。保育士さんは定性的な目標が多くなりがちですが、具体的に決めておかないと「できたのに評価されなかった」ということになりかねません。

上長の理解を得る

目標および達成基準は、必ず上司と合意を取っておきましょう。自分にとってすばらしい目標でも、周囲の合意を得られなければ、組織の中では評価されない場合があります。

必要に応じて見直しを行う

保育園の経営方針が変わる、人員体制が変わる、社会的な事情により今までと同じ保育ができなくなるなど、目標をそのまま追うことが難しくなるケースがあります。変更は必ずしも悪いことではありません。期初に立てた目標にとらわれず、上長と相談して、柔軟に対応していきましょう。

目標の振返りタイミングで行うこと

ゴールのイメージ

・自己評価を行う
・上長の評価を知る

自己評価を行う

上長と同意した達成基準に基づき、具体的に何ができたのか(できなかったのか)自己評価します。評価は雰囲気ではなく、数値や具体的な行動の裏付けで行うようにします。

上長の評価を知る

自己評価が決まったら、面談などの場で上長の評価を確認します。自己評価とずれがあった場合は、具体的にどこがずれていたのか確認して、次回の行動に役立てることができます。

ちょっと面倒でも、目標を設定してhappyな保育士ライフを!

ここまでの記事で、保育士さんの目標設定についてまとめてみました。ちょっと面倒ではありますが、目標を立てて実行することは、より自分の仕事が理解され、評価される環境で働くために必要な道具としてとらえていただければと思います。

それでも、どうしても保育園の方針に合わなかったり、自分のスキルや仕事内容とポジションが合わないと感じた場合は、転職を検討してみても良いでしょう。

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