保護者に求められる保育士とは?アンケートから見える保育士の役割や資質

「大切な我が子、信用できる保育士さんに預けたい…」というのはどんな保護者も抱える気持ち。そこで、子どもを預ける保護者が保育士にどんなことを期待しているのか、「保護者に求められる保育士」について徹底調査!保護者100人にアンケートを行いました。

保護者100名・保育士100名に聞いてみた!アンケートの実施概要について

本記事のアンケート実施概要
実施時期 2019年3月末
Q1~4の対象者 子どもを持つ保護者100人
Q5の対象者 保育に従事している職員100人
(パートタイマー含む)
リサーチ方法 WEBアンケート ※マクロミル

今回は保護者が保育士に求めていることについてのアンケート結果を紹介します。また、本記事のアンケート結果は全て、保育現場の実態を知るため、実際に子どもを持つ保護者と現役で働いている保育士に意見を聞いたものです。

保護者に聞いた!どんな保育士に子どもを預けたい?

自分の子どもを預けるなら、信頼できる保育士に預けたいのが親心。そこで、どんな保育士に子どもを預けたいのか聞いてみました。そのなかで、回答数の多かった上位3つについて説明していきます。

1位、安心して預けることができる

子どもを預けるうえで「安心・安全」は、どんな保護者も望むもの。保育士はケガや事故のないように子どもを見守り、常に気を配ることが求められます。考えられる危険をできるだけ取り除き、安心安全な環境づくりを常に目指していくことが必要です。

2位、明るく気持ちの良い態度

保育士が毎日笑顔で迎え入れることで、子どもは安心して園内へ入ります。そして保護者も「子どもと丁寧に接してくれている」と感じてほっとするでしょう。また、保育士が明るい態度でいれば、保護者も気軽に話しかけやすくなるので、信頼関係を築きやすいです。

3位、子どもの気持ちを受け止めることができる

自分の気持ちをうまく表現できる子どもは多くありません。そのため、子どもが何を伝えたいのか気付き、察してあげることが重要です。子どもは自分の気持ちを受け止めてもらえると、「自分は大切にされている」と認識し安心できます。

保護者は今の保育園・保育所に満足している?不満はない?

実際のところ、保護者は保育園の現状をどう考えているのでしょうか。 アンケートの結果をみると、保育士に対して大きな不満を抱えている保護者は少ないことが分かりました。実際、保育士の主な仕事である「保育士とのコミュニケーション」や「保育士の子どもに対する対応」といった部分にも、満足している方が多いようです。

保護者は保育士についてどう思っている?

念のため、保護者に対して「保育士の質は低下したか」という質問もしてみました。 アンケートの結果、約半数の保護者は保育士の質に満足しているようです。しかし、残念ながら約1割の保護者は保育士の質の質が低下したと感じています。保護者の方はどの点で保育士に不満があるのでしょうか。不満を感じている方に聞いてみました。

保護者が保育士に抱いている不満とは

アンケートの結果、「保育士と保護者の関係性」に対して不満が多いことが分かりました。特に、保育士の頻繁な入れ替わりは、保護者にとっては「保育内容の一貫性がなくなってしまうのでは」と不安に繋がってしまいます。また、再び保育士と子ども、保育士と保護者の関係性を1から築く必要かあるのも不満の原因です。

現役保育士が考える保育士の重要な役割とは

では、現場で働く保育士は、保育士の役割をどう考えているのでしょうか?保育士100名に、「保育士として働くうえで重視していることは?」というアンケートを取りました!

アンケートの結果、なんと「保護者が保育士に求めること」と「保育士が働くうえで重視していること」はほぼ一致しているのが分かりました。なかでも、「安心して預けられる」という項目は保護者も保育士も重視しているようです。

「安心して預けられる保育士」になるためには、「子どもの体調の変化に気付ける洞察力」や「保護者へのホウレンソウがしっかりできる」「衛生管理ができる」といった能力が必須です。

安心して子どもを預けられる保育士に必要なスキル・資格

次に、現役保育士の方が持っている資格で、保育士の仕事に役立ったものを調査しました。今回はそのなかでも、子どもの安全にかかわる資格を3つ、ピックアップして紹介します。

・救命技能検定
・チャイルドマインダー
・社会福祉士

救命技能検定

救命講習と呼ばれている、日本の消防署等で行われる応急処置の技能認定講習を修了すると取得ができる公的資格です。各都道府県の消防署でも行われています。子どもの安全を守るために、持っておくと役立つ資格の1つです。

チャイルドマインダー

チャイルドマインダーとは、少人数保育のスペシャリストをさします。保育士は国家資格で厚生労働省の管轄ですが、チャイルドマインダーは民間資格です。指定の団体による養成講座を修了して試験に合格すれば取得できます。

社会福祉士

社会福祉士とは、「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく国家資格です。高齢者や体の不自由な方をはじめ、児童福祉や生活保護など福祉分野全般を対象に、社会福祉サービスを行う能力が問われます。保育士資格と一緒に持っておくと、児童相談所・児童養護施設・障害児入所支援施設・母子福祉センター・児童自立支援施設などでも働きやすくなりますよ。

保護者の望みは子どもの安全第一!保育士も安全には特に気を付けているようです。

アンケートの結果から、当然のことながら、保護者は保育士に「安全に子どもを任せられるか」を重視していることが分かりました。同様に、保育士も「保護者に安心して預けてもらえること」を重視して働いていることが分かりました。子どもの安全を守るためには、保育士に関連するスキルや資格を学ぶことも大事です。「安心して預けてもらえる保育士」へのさらなる一歩を目指して資格取得をしてみてはいかがでしょうか。

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