チャイルドマインダーってどんな資格?将来性、資格取得方法と働き方を説明します!

チャイルドマインダーとは、自宅、あるいは依頼者の家庭で少人数のお子さんをお預かりする、在宅保育に必要な一定の知識・スキルを証明する民間資格です。日本では保育士ほどは知名度があるわけではないチャイルドマインダーですが、2008年に「ひみつの嵐ちゃん!」というTV番組が放映されたことにより知られるようになりました。この記事では、気になるチャイルドマインダーの将来性や資格取得方法、働き方を説明していきます。

チャイルドマインダーは家庭的少人数保育のスペシャリスト!

チャイルドマインダーは、少人数の子どもを預かるための資格です。預かる場所は保育士と違い、、保育所ではなく主に「家庭」です。チャイルドマインダーの家庭で預かる場合は、自宅で少人数制の保育ルームを営んで、依頼者の子どもを預かります(在宅型保育)。一方、ベビーシッターのように依頼者宅に向かって子どもを預かるケースもあります(訪問型保育)。

産業革命以降のイギリスにおいて、働く女性が子どもを預けたことがチャイルドマインダーの原型となっており、英国では社会的な認知度も日本に比べて高いと言われています。

これからどうなる?チャイルドマインダーの平均給与と将来性

平均給与

チャイルドマインダーは数が少ないため、平均給与がズバリ出ている資料はありませんでした。しかしながら、主な働き方(在宅型・派遣型)においては、お子さんの人数×預かり時間数×1時間当たりの単価がそのまま給与となります。また、チャイルドマインダーがあずかれる人数には定めがあります(後述)。しかし、やとわれて働く保育職と違い、個人事業主として自分自身で単価をつけられるため、ブランド力をつけたり、保育園に行けない個性を持つお子さんの対応ができるスキルがある場合などは、自分ペースで効率よく稼ぐことが可能です。

将来性・業界ニーズ

チャイルドマインダーとしての求人は、かなり少ないのが現状です。組織に属して働く場合は「民間資格をもった保育補助スタッフ」として勤務することになるでしょう。一方、通常の保育園に通う場合と違い「親の教育方針に沿った保育をしてほしい」「何らかの事情で、子どもが保育園に通うことができない」「保育園がクローズしている時間に子どもを見てほしい」などのニーズがあれば、独立して在宅型または訪問型でお仕事を受けることも可能です。自分が住んでいる地域の周囲で、そのようなニーズが継続してあるか、もしくは積極的にニーズを開拓できるかがカギになるでしょう。

保育の資格「チャイルドマインダー」を取るには?

受験方法(出題範囲・費用)

チャイルドマインダーの資格は、勉強して試験に通るだけでは取得できません。指定団体が提供している養成講座に通い、講座を修了してから試験を受け、合格すると晴れて「チャイルドマインダー」を名乗ることができます。講座受講料金は運営団体によって異なります。また、試験は基本的に講座終了後(または実技講座日)に行い、合格率は78~90%程度と高いのが特徴です。

指定団体による違い

受験資格を得るために修了する必要がある「養成講座」について、主な運営団体を3つ上げてご紹介します。

NCMA,Japan
受講方法 通信/通学あり
受講費用 178,200円~313,200円(税込)
※本人経歴等による。登録料別途
特色 イギリスの政府認定メソッドに沿った英国チャイルドマインダー資格講座
ヒューマンアカデミー
受講方法 通学
受講費用 379,760円(税込)
※入学金は別途
特色 大手資格スクールが運営。就職や転職のサポート制度あり
小児救急救護法国際認定カードを取得できる
チャイルドマインダージャパン(R)
受講方法 通信/通学あり
検定費用 151,200 円(税込)※通学の場合
129,600 円 (税込)※通信の場合
特色 資格習得後の支援プログラムがある
通信の場合、安価で資格の取得が目指せる

取得費用はかなり幅がありますが、講座によっては救急救護法の資格が取得できたり、保証制度加入できたりとそれぞれメリットがあります。その場の金額だけでなく、きちんと講座内容やフォローの内容を検討し、自身の目指す働き方に合った講座を選ぶと良いでしょう。

チャイルドマインダーの仕事内容、保育士との違い

どちらも保育を行う「チャイルドマインダー」と「保育士」。ですが、保育を行う環境、求められる適性には違いがあります。ここでは、保育士との比較を通じてチャイルドマインダーの仕事内容を説明します。

保育士 チャイルドマインダー
資格の種類 国家資格 民間資格
働く場所 保育所・認定こども園など 自宅、保護者宅など
配置基準
(大人1人あたり)
0歳児:子ども3人
1・2歳児:子ども6人
3歳児:子ども20人
4・5歳児:子ども30人
0歳児:子ども2人
1歳児:子ども3人
2~4歳児:子ども4人
対象年齢 0歳~6歳 0歳~12歳

子ども、保護者との強い信頼関係が重要な点は、保育士もチャイルドマインダーも同じ。しかし、他の大人の目がない環境で保育を行うこと、家庭に入っての保育であることを考えると、チャイルドマインダーには高い自律心や倫理性、一人でも臨機応変に対応する力が必要とされるかもしれません。

また、園の方針に沿って、大人数の子どもたちに分け隔てなく接する必要がある保育士に対し、チャイルドマインダーは少人数だからこそ、子どもの個性や保護者の教育方針に寄りそう姿勢が求められます。また、仕事をいただいたり、継続していただくため、ある種「営業力」も必要になるでしょう。

まとめ:将来のビジョンをしっかり持って、保育業界で活躍!

チャイルドマインダーは、家庭的な環境で、少人数の子どもたちの保育をするためのスペシャリストの資格。チャイルドマインダーは、自宅で少人数制の保育ルームなどの開業を目指す目的で取得する人が多く、保育園などの集団保育施設とはまた違った、一人ひとりの子どもに向き合って、その子どもに合わせた世話をするという形の保育を実現することができます。

特別な注意が必要な子どもだけでなく、家庭で決めた教育方針に沿って保育をしてほしいと願っている保護者にニーズがあるのが「在宅型保育」。また、通常の保育施設などでは対応してもらい辛い時間帯にも対応できるのもチャイルドマインダーの強みです。一方、資格を持っていれば保育園への就職や転職に有利になる…とまでは言えないようです。資格を活かすために、自分のやりたい保育のビジョンを持って取り組むことが成功のカギとなるでしょう。

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