千葉県で働く保育士の特徴は?働く環境、求人や保育士ニーズの将来性を解説!

日経DUALと日本経済新聞社による共同調査で「共働き子育てしやすい街2019」全国1位に選ばれた松戸市をはじめ、東京都に通勤する方のベットタウンとして、若い世代の人口も増加している千葉県。自然が豊かで穏やかな気候、かつ子育て支援制度も充実しており、共働き世帯数1,065万世帯と、全国6位の数字です。ここでは、そんな千葉の保育士さんの働く環境や求人例を解説。安定して千葉で保育のお仕事を行うために、知っておきたい平均給与や求人倍率を含めてご紹介します。

千葉の保育士の求人数はどのくらい?

千葉における保育士の求人倍率は、2014年10月時点で1.31、1年後の2015年10月時点で2.11、3年後の2017年11月時点で2.62と上昇しています。これは、100人の保育士募集に対して、38人程度しか集まらないということですので大変な保育士不足といえます。ただし、飛躍的な増加傾向に見えますが、これは、全国平均とほぼ同じ推移をたどっています。

しかしながら、都心に近く交通の便が整っている一部エリアにおいて、ベッドタウンとしての発達が進んでおり、都心で働きながら千葉で子どもを育てる家庭が増加しています。県の平均は2.62倍といっても、これらの地域は、少子高齢化がすすむ銚子市などの都心から遠いエリアに比べ、さらに保育士の求人倍率が高まっていることが予測されます。

千葉の保育士の平均給料は?

平成30年(2018年)賃金構造基本統計調査によると、千葉の保育士の平均年収は一位の東京都(4,341,900円)、二位の京都府(4,073,700円)の次に高い、3,972,800円。全国平均が3,570,300円ですから、千葉の保育士さんは平均と比較すると、高い年収を手にしているといえそうです。平成30年の調査で全国3位の千葉県ですが、平成29年の調査では、なんと「25位」。千葉県の保育士さんの給与水準は、昨今の保育ニーズの増加を受けて急激に改善されたようです。

実際、千葉では、保育士の待遇を良くするための取り組みが積極的になされています。千葉県による保育士の給与引き上げのための補助金制度があり、さらに、一部の市では家賃の補助や給与の上乗せなどの制度を実施しています。待機児童の多い船橋市や流山市ではかなり高額の家賃補助制度があります。他にも、船橋市には月給上乗せと期末手当の2つの形で支給されている給与上乗せ制度があります。

全国で見ても千葉は待機児童が多い

千葉県の待機児童数は全国3位。共働きをする子育て世代の保育ニーズが高いことがうかがえます。

順位 都道府県 待機児童数
1位 東京都 8,479
2位 沖縄県 2,047
3位 千葉県 1,658
4位 埼玉県 1,151
5位 福岡県 1,149

千葉の保育所利用数は全国5位。こちらも高い順位です。

順位 都道府県 利用児童数
1位 東京都 242,268
2位 愛知県 84,225
3位 埼玉県 84,132
4位 大阪府 68,737
5位 千葉県 65,928


このことから、すでに保育所を利用している保護者は多いものの、待機児童数も多いという千葉県の現状が見て取れます。実際、子どもの数に比べると、0歳から6歳の子ども1000人当たりの保育園の数は2園程度と全国的に見ても非常に低い件数となっています。つまり、千葉県はまだまだ保育園が足りておらず、これからますます保育園も増え、それに伴って保育士の求人も増えていく県であると言えるのです。

一方、人口が流入しているのは東京に通いやすい沿線などのエリアが中心ですので、銚子市など、高齢化による人工減少傾向がみられるエリアにおいては保育ニーズの急激な変化は今のところなさそうです。

千葉県独自の保育士支援制度は?

保育士修学資金貸付

指定の保育士養成学校に在学し、保育士の資格を取得して、千葉県内で保育士の業務に従事しようとする方に無利子で修学資金を貸し付ける制度です。この制度には条件があり、卒業後1年以内に千葉県で保育士として働き、かつ引き続き5年間働いた場合に適用されます。

すでに資格を取得している保育士さんには関係ないかもしれませんが、それだけ、千葉では保育士が求められている、と言えましょう。詳しい条件は千葉県福祉人材センターのサイトをご覧ください。

就職準備金貸付

これは、保育士資格持っていながらも保育士として勤務していない、いわゆる「潜在保育士」の方が、保育の仕事に就職しようとするとき、就職準備に必要な費用を貸付ける制度です。

勤務先の施設や、勤務時間数など適用には条件があります。また、2019年度の貸付額は400,000円ですが、2020年4月より金額変更の予定があります。こちらも、詳しい条件は千葉県福祉人材センターのサイトをご覧ください。

千葉県の保育士さんが退職を考えるきっかけは?

千葉県の調査によると、現在就業中の千葉の保育士さんの中で、退職を検討している方の理由は以下の表の通りになります。

給与面、お休みの取りにくさ、保育士としての仕事への不安がTOP3になっています。給与については、転職前に自分にあった条件かどうかをしっかり見極めることができます。反面、お休みの取りにくさはなかなか面接だけでははかり知れません。面接でシフトの決め方、保育士さんが休みの日にどんな過ごし方をしているかを聞いたり、事務作業の効率化が図られているかを確認したりすることで、就業後の勤務状態をイメージしていきましょう。ただし、千葉県の保育士の待遇の特徴としては、平均労働時間が全国平均より数時間少ないという点があります。長時間労働などの過酷な労働状況が問題になっている保育士という職業にとって、これは大きなポイントだと言えるでしょう。

千葉の保育士の求人紹介

例)佐倉市にある認可保育所での保育士(正社員)

職種 保育士
仕事内容 認可保育園での保育主活動、散歩、給食の介助、制作、書類作業など
給与 月給235,000円~
雇用形態 正社員
勤務時間 06:45~19:00の間で実働8h
残業:月3時間程度
応募資格 保育士の資格をお持ちの方
社会保険 厚生年金、健康保険、雇用保険、労災保険
求人の特徴 未経験OK、新卒・第二新卒歓迎、ブランクOK、経験者優遇、財形貯蓄制度

こちらの保育園では、スマホやiPadを利用した事務作業の効率化が進んでいるため、残業や持ち帰り仕事が少ないのが特徴です。

こんな保育士が千葉に向いている

千葉県の保育園では、共働きの家庭の子どもを預かることが多いことを考えると、多くの保育園に通っている子どもたちは、一日のうちのほとんどの時間を保育園で過ごすことになります。ですから、家庭に専業主婦がいたりして午後の早い時間に家に帰って保護者と過ごす時間が長い子どもたちと比べると、保育園の役割はさらに大きなものになります。通常は家庭と保育園の両方で教えていく身の回りのことも、基本的には保育園で教えていくことになるかもしれません。子どもと密接に関わりたいと考える保育士にとっては非常にやりがいのある職場だと言えるでしょう。

また、千葉県の県民性として、おおらかで明るく、協調性が高いと言われます。子どもたちとおおらかに接していきたいという保育士にとっては、保護者とも良い関係が築きやすいと言えるでしょう。

出生率が高い千葉で保育士としてのキャリアを積もう!

千葉県は子育て支援を積極的に実施しており、都心へのアクセスも良いので、都内で働きながら共働きで子どもを育てる家庭にとって、ベッドタウンとして非常に人気のある県です。子どもの数は多くなっており、そのために増えていく待機児童問題に対応するために、年々保育施設の数も増やしています。千葉県には常に多くの保育士の求人がありますが、それでも保育士は不足しているため、千葉で働く保育士を増やすための取り組みが県や市で積極的になされています。そのような背景から、急激に勤務待遇が良くなっており、今後もその傾向が続くことを期待できる県だと言えるでしょう。

自ら子育てをしながら、または子育てが終わって「ブランクがあるけど再び保育士として働きたい」という方にとっても保育士として働くチャンスのある県です。千葉県では、今資格を持っていないという方でも、修学資金貸付による資格取得援助制度も充実しているので、保育施設で働きながらの保育士資格取得できる求人なども見つけることができます。ぜひ、千葉県で自分に合った保育士の求人を見つけましょう!

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