生活しやすさで人気！下町情緒の色濃いのが葛飾区の特徴

葛飾区は東京都区部の中でも比較的家賃が安く、住みやすい地域です。季節の自然を楽しめる公園もあり、都会の便利さと自然や人間関係の良さの両方を感じられる区です。歴史を感じられる風景も多く、さまざまな楽しみ方のできる街だと言えるでしょう。都心へのアクセスが良いだけでなく、近隣の県へのアクセスも良いのも葛飾区の魅力の一つです。

葛飾区ってどんなところ?

“葛飾区は東京都23区の北東部に位置している特別区です。人口は約46万人程で、東は千葉県、北は埼玉県と接しています。区内の総武線新小岩駅を利用すると、東京駅まで15分以内でアクセスすることができますし、亀有駅など常磐線の駅もあり、県外へのアクセスもしやすい区となっています。
映画「男はつらいよ」やマンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の舞台としても有名で、区内には記念館や像もあります。映画やマンガにも表されているように下町の人情あふれるイメージが強いでしょう。

もともとは町工場が多く存在する地域でしたが、近年はそのような工場がなくなりその跡地に商業施設などが建っています。商店街も多く、買物もしやすい地域です。区内には花菖蒲の名所である「堀切菖蒲園」や都内の大きな公園として必ず名前の挙がる「都立水元公園」があり、キャンプもできます。柴又エリアには「帝釈天題経寺」や「山本亭」などの歴史ある風景が多く見られます。

実際に葛飾区に住んでいる区民の声によると、やはり下町ならではの温かさを感じている方が多くいるようです。東京都の中で5人以上の家族が多く住んでいる地域でもあり、温かみのある人間関係を大事にする区民性と言えるでしょう。

保育士の需要予測

葛飾区の人口構成

葛飾区の人口は2022年4月の時点で462,537人となっています。このうち14歳以下の年少人口は51,958人です。人口全体に占める年少人口割合は11.2％となっています。これは東京都全体の年少人口の割合とほぼ同じくらいで、日本全国の2022年1月時点での年少人口の割合が11.8％ですから、同じか少し低い程度だと言えるでしょう。

葛飾区の総人口は2020年まで増加していましたが、それ以降は減少しており、0から5歳児の乳幼児人口に関しても2017年まで増加していましたが、2022年まで減少し続けています。
2021年4月時点の人口ピラミッドを見てみるともっとも多いのは男女とも45から49歳で、次が50から54歳となっています。

葛飾区の合計特殊出生率は、2020年には1.23となっており、2015年の1.38から下がり続けています。2020年の全国の合計特殊出生率は1.33となっています。同年の東京都全体、区部の合計特殊出生率は1.12なので、全国と比較すると低いですが、東京都の中では合計特殊出生率が比較的高い地域であるということがわかります。

葛飾区の保育所数

葛飾区には区立保育園が41、私立保育園が110あります。また、認定こども園が6、地域型保育事業施設として小規模保育事業が16、家庭的保育事業所（保育ママ）が17あります。これ以外に東京都に届けられている認可外保育所としてベビーホテルが2、事業所内保育施設が14、院内保育施設が5、さらに認証保育所が9あります。
葛飾区の保育施設等の整備に関する計画を見てみると、教育施設と併せて定員数の確保を進めていくようです。今後も保育士のニーズは十分にあると言えるでしょう。

待機児童の状況

葛飾区の待機児童数に関してですが、2022年、2021年ともに0人となっていますが、2019年には54人、2020年には21人となっており、ここ数年で待機児童0を実現していることがわかります。

葛飾区の保育士の平均給与は?

葛飾区の保育士の収入に関してですが、求人サイトで参考情報として見てみると現時点での東京都全体での保育士の平均月収が230,000円を超えるくらいとなっています。全国と比較するとかなり高い平均収入となっています。葛飾区は東京都の中では賃金が平均とほぼ同じ地域です。平均月収に関しても東京都の平均を参考にすることができるでしょう。

実際の葛飾区の保育士求人を見てみると、経験に応じてかなり収入に幅があることがわかります。これまでも保育士として働いてきて経験をお持ちの方はその経験を評価してくれて、十分に活かせる求人を探すことが高収入につながるでしょう。これから保育士として働こうと考えている方は、資格取得見込み可の求人など経験が求められないところで保育士として働くことで経験を積み将来的な収入アップを目指していくことができるでしょう。また、宿舎借上制度補助金などが使える求人を探すと生活費を抑えることができるでしょう。

葛飾区の保育士求人例

例1)葛飾区西亀有にある保育園での保育士クラスリーダー(正社員)

例2)葛飾区西亀有にある保育園での遅番保育士(パート)

葛飾区で働く保育士のメリット

情報収集を大切にしている

葛飾区で保育士として働くメリットの一つは、葛飾区は計画策定の前提となる地域のニーズの把握のための情報収集をよく行っているという点です。一般的なアンケート調査だけでなく、専門支援者や妊婦や配偶者、発達に課題がある子どもたちの保護者などとのグループヒアリングを実施しています。特に取組みの必要な分野に関する詳しい情報を得るということは実際的な計画や区民のニーズにかなった子育て支援施策を進めていく上で重要だと言えます。実際的な子育て支援につながりやすいと言えるのではないでしょうか。

保育士の確保や定着への取り組み

また葛飾区は保育士の確保や定着にもしっかり取り組んでおり、養成校などと連携して就職の支援をしたり、資格取得支援や宿舎借り上げ支援、処遇改善にも取り組んでいるようです。保育士は待遇があまり良くないと言われることがありますが、その点でも葛飾区は取組みを熱心に行っており、保育士にとってメリットのある区だと言えるでしょう。
さらに葛飾区は地域の子育てボランティアの育成や活用にも力を入れています。子育ての経験がある地域のボランティアが乳幼児の保育などに関わったりすることは保育士にとっても助けになる施策だと言えるでしょう。

生活しやすさで人気！下町情緒の色濃いのが葛飾区の特徴

葛飾区は生活のしやすい区の一つとなっています。東京都の中でも温かみのある人間関係が残る地域で、子どもを育てるのに多くの魅力がある区です。子育て支援にも力を入れており、区の計画を見てみると多くの子育て支援施策があることがわかります。ニーズに沿った施策を実施している区だと言えるでしょう。保育士の経済負担などを減らす取り組みや処遇改善なども取り組んでいるので、保育士にとっても魅力のある区です。子どもの数は減少傾向にありますが保育施設のニーズは十分にあり、今後も保育士にとって求人が見つかる地域です。