東京の保育士の特徴は?保育施設の種類、働く環境、求人も紹介!

東京では現在、待機児童の問題が深刻化しています。その背景には根本的な土地不足と保育士不足の課題が大きな原因となっているようです。そこで東京の保育士の、働き方・特徴を解説。またと東京の保育施設の種類や働く環境・求人についての現状をまとめてみました。

東京の保育士の特長・働き方

東京の保育士の求人数はどのくらい?

対象職種:保育士

新規求職者 有効求職者 新規求人数 有効求人数 就職件数 有効求人倍率
平成29年度 4,453人 18,639人 34,463人 100,353人 2,251人 5.39倍
平成28年度 4,520人 18,849人 31,317人 91,623人 2,147人 4.86倍
前年同期比 ▲1.5% ▲1.2% 10.0% 9.5% 4.8% 0.53P

出典:厚生労働省「東京労働局・都内ハローワークにおける人材確保対策の取り組み

厚生労働省の平成30年度6月の統計によると、東京の保育士の求人数はハローワーク経由によるもので100,353人という結果が表示されています。
これは表でもご覧いただける通り、前年の9.5%を上回り年々増加傾向にあることを示しています。

東京の保育士の平均給料は?

出典:厚生労働省「保育分野の現状と取組について

こちらのグラフは保育士の処遇改善によって推移してきた報酬について表したものです。25年度から比較すると年々月額量が上昇していることが顕著にわかります。特に2017年度から保育士への給与補助を推進する規定が加わり、東京都の保育士に処遇改善として4万4000円が支給されたことにより、月給が10%増加しています。加えて最大4万円以上の補助を受けることができ、平均月収は約32万円プラス4万円ということになります。

東京の保育施設の特長「東京認定保育所」とは

東京都認証保育所・認定保育園の定義

認定保育園とは基本的には一般の保育園のことを指しますが、東京都独自の規定によって規模や保育士数、職員数、管理体制などが定められている施設です。
現在認定を受けている保育所だけでは対応しきれない大都会におけるニーズに答えるために運営されることを目的として新たに施設運営を奨励されています。
産後開け直後、遅くまで預かりができる、行政の目の届く管理が行われている、比較的リーズナブルな料金であるなどあらゆるケースに対応するための柔軟な保育を備えた機関として都心ならではのケアを提供しています。

認定保育園の特色

0歳から預けることが可能で、全施設で13時間以上の開所を基本としています。東京都独自の規定に沿って、都が認定した施設のみ運営可能となり適切な保育水準を確保することを約束されています。利用者と保育園との直接契約で利用が行われ、利用金額には上限が定められていますので、民間企業や業者を経ても多額な金額を要求されるリスクがありません。

認定保育園の料金体系

東京都認証保育所事業実施要綱4において、認定保育園の料金体系は指定があります。月220時間以下の利用をした場合、3歳未満児が80,000円、3歳以上児77,000円を超えない料金設定とすることが義務付けられています。
月額保育料には、基本の金額に加えて、給食代及びおやつ代、保育材料費、光熱水費、年会費(12分の1の額)消費税等が含まれています。
以上の基本的条件を満たしていれば、保育料は事業者による自由設定となるため、サービス内容に応じて、料金の内訳は様々で施設によって料金は異なります。

運営形態によるA型B型の相違

認定保育園は運営の規模や事業主の形態によって、A型とB型に区別されています。主な相違を表にまとめました。

A型 B型
目的 大都市の特性・独自の基準設定・保育を必要とする人 同左
設置主体 民間事業者等 個人
対象児童年齢 0歳~5歳 0歳~2歳
収容規模 20名~120名 6名~29名
施設基準(面積0・1歳児) 3.3平米 2.5平米
施設基準(屋外遊技場) 設置(付近の代替場所含む) 特に規定なし

東京で保育士として働く環境「待機児童問題」

少子化が問題になっているのに、子どもを保育所や育児所に預けることができない待機児童が増加していると言います。物理的に考えて非常に奇妙な現象のように思われますが、待機児童が増えてしまう原因は、保育士不足。

この現象は実は1990年代初めごろから現れ始め、共働き家族の比率は専業主婦家庭率をすでに上回る勢いで増加を続けてきています。そのため、少子化が進んでもまだ保育士が足りないという問題が打破できていないのが現状なのです。

保育所等利用待機児童数の推移

区分 待機児童数(人) 対前年増減(人)
0歳児 1歳児 2歳児 3歳児 4歳以上
平成25年 8,117 1,637 3,883 1,691 752 154 +860
平成26年 8,672 2,151 4,046 1,701 588 186 +555
平成27年 7,814 1,786 4,089 1,436 420 83 △858
平成28年 8,466 2,072 4,447 1,485 411 51 +652
平成29年 8,586 2,284 4,498 1,446 313 45 +120
平成30年 5,414 1,523 2,790 855 231 15 △3,172

出典:東京都福祉保健局少子社会対策部保育支援課「都内の保育サービスの状況について

上の表は2018年、東京都の都内保育サービスをまとめた調査によるもので、全体的な待機児童の人数は前年度の8586人から5414人と大きく減少しているように見えます。
特に0歳児から2歳児までの待機児童が著しく減少傾向にありますが、ここには実は特定のケースを除く児童数が計上されていることを念頭に置かなくてはなりません。

隠れ待機児童という数値化されていない問題も

まず、認定保育所に申し込みをしたにもかかわらず入れなかった児童は含まれておらず、この数字以外に隠れ待機児童という人数が3分の1ほどの割合でいると言われています。
2001年からは、自治体が補助する認可外保育施設を利用した場合などは待機児童とならないという規定が追加されているほか、2015年には認可対象の施設が0~2歳児を預かる小規模保育などに広がるなどしています。
2018年には新たに、育児休業中で復職の意思があるケースは待機として含めることに統一され、認可外の企業主導型保育所利用は除けるなどの新たな規定も適応されています。

このような様々な規定の改正によって、待機児童問題は軽減されたように見えますが、特に東京都内では地域別に待機問題が深刻化していることがあらたな焦点となっているようです。

全国で見ても東京は待機児童が一番多い

上記のグラフは毎年4月に厚生労働省が待機児童数について調査した結果を表示したもので、全国調査の内10位までに東京都が3地区計上されています。このグラフには待機児童全体をブルーのラインで表示していますが、その中に隠れ待機児童と言われる実際に施設利用が何らかの事情によって可能になっていない児童も含まれていることに注目してください。

以下にご覧いただく表は1位の兵庫県の待機児童の内訳と3位東京世田谷区の児童の内訳を詳細にあらわした資料です。

1位は兵庫県の明石市

3位に東京都の世田谷区

以上の2件のケースを比較して、待機児童数は1位の兵庫県明石市では施設自体を利用していない児童が571存在するのに対し、3位の世田谷区ではすでに認可外の施設を利用する児童541人を含めない条件で待機児童が486人にも上ることが明らかになっています。

この結果から明らかになることは、認可規制や制度の元に児童を預けられる施設や機関が不足しているため、子どもをやむなく認可外の施設に預けなければならないという現状があるということではないでしょうか。調査ではこのようなケースを含め隠れ待機児童の総数1387人として、東京は全国でも1位の待機児童数となっているわけです。本来このようなケース実状待機児童となるべきですが、政府の規制上と数字の上と現状に開きができていることがお分かりになるのではないでしょうか。

東京は全国の中でも保育士不足が深刻

厚生労働省が子育て支援の新制度確立のために、市町村のサービス提供を充実させるための計画として29年度までに6. 9万人の保育士が必要であるとする計画を推計していました。その取り組みが表示された資料があります。

また保育士不足は全国でも東京が一番深刻であることも次の調査によって明らかになっています。

上記の都道府県別のグラフには東京都が他を大きく上回る4.63倍の求人倍率つまり、保育士不足であるという現状を明らかに表しています。

東京の保育士の求人紹介

高収入の保育士求人を探そう!

東京では待機児童問題解消のためにも各施設や認定保育園などの保育士獲得のために求人が非常にアクティブです。東京都の保育士月給は他の都道府県と比較して高収入ですので、魅力ある条件でマッチした環境を見つけましょう。

求人例:【東京都練馬区】認証保育園でマネージメント補佐保育士主任募集!

職種:保育士
勤務先:東京都練馬区
月給:275000円から(資格手当・ 昇給・ 交通費あり)
勤務曜日:月~土曜日
時間:6:45~21:00(休憩60分)
条件:正社員・週休2日・制服支給

他にも東京都・都内の保育の求人情報を多数紹介しています。家庭との両立でできる保育士の仕事情報もあるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

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保育士不足の東京でやりがいのあるキャリアを目指す!

東京都は全国比から比べても圧倒的に保育士の人数が不足しています。特に共働きの家族が多い都市圏では、産後すぐに子どもを預けて仕事に復帰するお母さんも少なくありません。保育士の仕事は、女性であれば子育ての経験を活かし、あるいは子育てを熟知するために生活に密着した職業といえるでしょう。

保育士の就業時間は非常にフレキシブルに設定されているのが特徴です。ご自身が子育て中で、時間の余裕があるときに就業できるのが保育士の魅力でもあります。また保育のみでなく資格を充実させることで保育教諭という立場で子どもたちの指導に関わることも可能となります。今までキャリアとして認知されなかった保育士の業務は、あらゆるニーズとシチュエーションに対応するために変化を遂げてきました。

結婚しても、子育てをしていても、また家庭の事情で転勤や移動という状況でも保育士としての経験をどこででも活かすことができます。いままで一歩踏み出すことに躊躇していた女性はこれを機にぜひ挑戦してみて下さい。また保育士としてブランクがあるという方もワンランクキャリアアップを目指して、すてきな職場で楽しい保育士としてのやりがいを見つけてみてはいかがでしょうか。

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