保育士の仕事内容とは?仕事の種類や労働時間も合わせて解説!

保育士の仕事は子どもたちのお世話から社会性の教育、また保護者への教育に関するアドバイスなど多岐に渡ります。具体的にどんな仕事の内容なのか、1日のスケジュール例を交えて紹介。また資格の取得方法、保育施設の種類といった基礎知識も紹介します。

保育士の仕事内容とは?主な仕事3つを種類別に紹介!

保育士の仕事内容は、大きく分けて次の3つになります。

・子どものお世話と生活習慣の教育
・社会性を子どもに身に着けさせる
・保護者へのアドバイス

子どものお世話と生活習慣の教育

保育所では、子どもたちのお世話、生活習慣を身に付けさせるための教育などを行います。例えば次のような事柄です。

・食事、トイレ、着替えなど身の回りの世話
・睡眠、歯磨きなどの生活する上で必要な習慣の教育

上記のことだけでなく、健康状態のチェック、行動などを一人ひとり見てあげます。

社会性を子どもに身につけさせる

遊びや課題、行事などを通し、社会性や協調性を養うというのも仕事の一つ。子どもにとって保育園というは、人生の中で初めて身を置く社会生活の場です。保育園の中で遊ぶ、課題をこなす、行事に参加する、それらをたくさんのお友達と行っていき、社会性、協調性を養わせます。

保護者へのアドバイス

保育士というプロ目線から子どもに対して気になったこと、改善点などを保護者に伝えることも仕事の一つです。子どもの様子を見て、家の中や保護者のもとで過ごしていると目立たないことでも、保育園という社会の場で気が付くこともあります。問題があれば、連絡帳などで報告したり、アドバイスを行ったりもします。

保育士の仕事時間を解説!シフトは3つに分かれるケースが多い

基本的に正社員の場合は1日8時間の勤務。勤める園によって異なりますが、早番、中番、遅番と、1日を3つのシフトで分けて仕事時間を決めているケースが多く見られます。また保育園は基本的に7:00~20:00まで子どもを預かりますが、保護者のお迎えまで預かったり、繁忙期では書類整理などが多く発生したりします。残業が発生することもあるため表の通りではないことがあります。

保育士の仕事量はどのくらい?1日の仕事内容を紹介!

保育園によってスケジュールはさまざまですが、1日の流れはおおむね次のようになります。

午前 園内の掃除・換気
スケジュール確認
朝礼
子どもたちの登園後 朝の挨拶・出席確認
体操
プログラムに沿った活動(自由遊び、散歩など)
手洗い・うがいなど昼食の準備
昼食、後片付け
歯磨き・トイレ
お昼寝・連絡帳などへ記帳後、休憩
午後 子どもを園内で過ごさせ、保護者のお迎えを待つ
その日の様子や連絡事項の伝達
園内の掃除
業務終了

また上記だけでなく、書類整理や行事がある月には準備といった仕事も発生します。特に3~4月は繁忙期となり、通常業務をこなしながら行事の準備などを行っていきます。

保育士の休日事情は施設や雇用形態によってさまざま!

保育士も正社員と同様に、基本的に土日祝日が休みです。ただし、土日も開園している保育園もあり、代わりに平日が休みとなることもあります。園によってさまざまですが、結婚、産休などから仕事を辞めた後も仕事に復帰できる「ウェルカムバック制度」を採用していることもあります。

派遣の場合は、よりフレキシブルに働けます。例えば週2回から働く、短時間、自宅近くでといった要望が叶ったり、労働時間や有給などを派遣会社側でしっかり管理していたりします。

保育士が働く施設の種類

保育施設には大きく分けて、「認可保育所」「認可外保育施設」の2種類があります。

認可保育所とは

児童福祉法により定められた国の基準を満たし、認可を受けた保育施設のことです。国の基準のほか、都道府県が独自に設けている基準もあるため、一律ではありません。基準には施設当たりの利用定員、防火設備、避難経路の確保、園庭の広さなど、その他にも細かく設定されています。

認可外保育施設とは

都道府県知事の認可を受け設置した、認可保育所以外の保育施設のことです。東京都独自の基準を満たし認証を受けた認証保育所、事業所内託児施設、ベビーホテル、病児保育など、さまざまな形態があります。認可外だからこそ、独自の保育方針を実現できるということもあり、あえて認可を目指していない施設もあります。

保育士の仕事に資格はいるの?保育士の資格の取り方を紹介!

保育士になる方法として、次の2通りがあります。

・保育士養成学校の卒業
・保育士国家試験の合格

保育士養成学校の卒業

厚生労働大臣が指定する、「保育士を養成する学校その他の施設」で必要な科目を履修、卒業する方法です。施設とは大学、短期大学、専門学校などが該当します。卒業することで資格の取得が行えるため、新卒の学生ではこの方法が一般的な資格の取得方法となります。

保育士国家試験の合格

保育士国家試験は、学校教育法に基づいた施設(大学、短期大学、専門学校)を卒業、もしくは在学中であれば受験が可能です。それ以外の場合は、児童福祉施設において一定時間以上、児童の保護に従事した経験が必要となります。

科目は筆記と実技になり、筆記は8科目、実技は2科目選択します。筆記試験は全てを1度で合格する必要はありません。一度合格した科目は、合格した年を含めて3年間、試験が免除されます。そのことを利用して、数年かけて全ての科目を合格するという方法も可能です。筆記試験の全ての科目を合格することで、実技試験を受けることができるようになります。

保育の仕事は無資格でも可能!働きながら保育士資格の取得を目指せる

「保育補助」という形であれば、無資格であっても保育の仕事に携わることが可能です。人手が不足している施設は多く、補う策として無資格者を雇用する保育園が増えています。

仕事内容は主に食事、トイレ、着替えの補助など、保育士とほぼ同じ仕事を任されます。園によっては、保育士の補助のみというところも。また前述した保育士の資格取得が行える「保育士国家試験」の受験資格には、児童福祉施設において一定時間以上働いた経験が必要です。そのため補助としてでも保育施設で条件を満たすまで働くことで、資格の取得に近づくことができます。

保育士の雇用形態を解説!雇用の種類が変わると仕事の仕方も変わる!

保育士も通常の企業と同様に、正社員、パートタイマー、派遣といった形態での雇用が一般的です。大きな違いは次の通りになります。

福利厚生 賞与 その他
正社員 あり あり 他の形態よりも深く仕事に関われる
パート なし なし 時間に融通が利く
派遣 仲介業者に則る 仲介業者に則る パートよりも業務時間が長く、残業はないことが多い

正社員になるためには、保育士の資格が必要となります。資格は持っていないが保育園で働きたいといった場合は、保育補助のパートとして働くことが可能です。派遣はパートと同様に、無資格でも働ける求人も取り扱っています。

今は無資格だが、将来的に資格を取得したいといった場合はパート、派遣から。学校を卒業、または国家資格に合格して資格を取得した場合は正社員、という形態が一般的になります。

保育士の仕事に重要な3つ資質

保育士の業務適性は本人の資質も関係してきます。主に次の3点を持った方が向いている、と言えます。

・子ども好き
・子どもの目線に立って考えられる
・体力

子ども好き

仕事の内容柄、やはり子ども好きであることは外せません。子どもの笑顔を見守ることに喜びを感じる人であれば、そのまま仕事のモチベーションに繋がります。

子どもの目線に立って考えられる

感情豊かな子どもと接するには、子どもの目線になる必要もあります。どうすれば子どもが喜ぶのか、というポイントを考え、自分もまた一緒に喜べる人が向いています。また、子どもの安全を守るため、どうすれば子どもが言うことを聞いてくれるか、というような思考も必要です。

体力がある

子どもを相手に一緒に遊ぶことが仕事になりますので、体力は重要事項です。日中は子どもたちと遊んだり、いろんな課題に挑んだりします。それだけでなく書類作成や行事の遂行など、仕事はたくさん。体力のある人は特に向いています。

保育士の仕事のやりがい3つ!

保育士になりたい方はやはり、「子どもが好きだから」といった理由が大きいのではないでしょうか?実際、保育士のやりがいについて、保育関係の仕事をしている方に質問したり、調べたりしても子どもに関しての答えがほとんど!ここでは保育士の仕事のやりがいについて、3つの項目にまとめました。

・子どもの成長に関われる
・行事の達成感
・卒園した子どもたちと関わることもある

子どもの成長に関われる

なんといって、子どもの成長に関われるということが一番のやりがいです。保育園で預かる子どもは0歳~6歳と、年齢の幅が広いことが特徴。一人では立てなかった子が歩けるようにまでなった、卒園する頃には一人でできることが増えた、ということを間近で見られます。そういった、子どもの成長を見守れるということは、保育士という仕事ならではと言えます。

行事の達成感

保育園では年を通して、さまざまな行事があります。ハロウィンやクリスマスといった季節の行事から、お泊まり保育といったものなどです。他の職員と協力して準備を行い、行事を実施、無事に終わったときの達成感にやりがいを感じた保育士の方も多いです。

卒園した子どもたちと関わることもある

卒園後も地域の行事であったり、子どもによっては定期的に顔を出したりして、長く関わることもあります。中には、大人になった卒園生が子どもを預けにくることもあり、とても長く関わっているという話もあります。卒園生の子どもを預かるなんてことは、保育士冥利に尽きると言っても過言ではないでしょう。

保育士の仕事内容は子ども好きにおすすめ!働きながら資格の取得が可能

0歳から6歳までの子どもたちの世話をすることが、保育士の主な仕事。とても元気いっぱいな子どもたちを相手にするため、体力がとにかく必要ですが、それ以上のやりがいがたくさんあります。

保育士は通常、専門の施設を卒業、あるいは国家試験に合格し資格の取得を行わないと、就くことはできません。しかし保育補助という形態であれば、無資格で保育園に勤めることが可能です。また保育園に一定時間以上勤めることで、保育士の国家試験への受験が可能になります。社会問題となっている待機児童問題、全国的に保育士需要が高まっている傾向から見ても、保育士は将来性のある仕事です。始めたい!と思ったら、求人を探してみましょう。

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